はちみつちゃん

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猫との生活が慌ただしいけれどトータル楽しい

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なんだかんだ猫ってかわいい

生まれてきて約30年。

私は実家にいた時、哺乳類のペットを飼育したことがない。

犬、猫、ウサギ、後何がいるだろう。

フェレット?ラクダ?牛?などなど。毛がモサモサしていて世話が大変な動物の類の彼らを。

小学生の頃にウサギの世話がしてみたくていきものがかりになってみたことがある。

「ありがとう」とか「さくら」とか歌っているグループではない方のいきものがかり。

平日のお世話は特に苦にならず時間になると餌を放り込んで走り回るうさぎを見て楽しんでいた。

動物の飼育なんて楽勝だねなんて身勝手な思想さえ芽生えていたものだ。

 

それは夏休みの事。

いきものがかりの責務を果たす必要がある私は学校に行く必要があった。

キャベツやニンジンの緑黄色野菜を照りつける太陽が反射するアスファルトチックなウサギたちの小屋に放り投げて「今日も美味しそうに食べるなー」なんてしょうもない感想を浮かべながら遠くで聞こえる波の音に耳を澄ませていた。

 

「ピー」と笛がなると係員の焼けた男が「飛び込まないで!」なんて叫んでいる景色を覚えている。

きっと彼は夏休みの短期アルバイトだろう。

大学生くらいだったかな。

たいした仕事でもないのに子供達相手に本気で怒号をあげる彼の姿を見ていると私は一つの違和感を感じた。

それは先ほど餌をあげたウサギたちの小屋の扉を閉めたかどうかというよくある違和感。

車に乗るようになってから外出先で度々確認してしまう例のやつに似た現象。

どうせちゃんと扉しめたはずだわ。

なんて思いながらプールで叫ぶ大学生の彼を見ていると校庭を元気に走り回るウサギを見つけた。

あ、小屋閉め忘れたわ。

 

夏の校庭をいきいきと走るウサギをみて私はなんとなくそのまま放置しておいた方がいいと感じた。

それはいつもは狭い小屋に閉じ込められて決められた時間に決められた量が運ばれてくるあの空間にウサギを放置することに多少の罪悪感があったからかもしれない。

だって嫌じゃん。

一日中自分の部屋に外から鍵がかけられて外出できないって。

人間ならゲームとかテレビとかあるから多少の暇つぶしはあるけれどウサギっていつも何してるの。

そんなことを考えた私は10分ほどウサギが走り回る様子を見ていた。

 

時間が経つと見回りにいた先生が騒々しい声をあげながら私の近くにやってきた。

もう想像できると思うが私はこっぴどく怒られた。

ウサギが逃げたらどうするのとか。

いやいや、目の前でウサギはとても楽しそうに脱出中ですよ、とはいえずヒートアップする先生の怒号とプールサイドの彼の怒号がシンクロ。

大人になるとこんなくだらないことで大きい声出さなきゃいけなくて大変だね。

なんてクソガキ全開の思考ではいはーいなんて言いながらその場をやりすごした。

その後、ウサギたちは大人が全力をだして小屋に収納された。

 

あれから数十年。

私は小学生の思い出なんてほぼ思い出さない日常を過ごしている。

つまりこの記事を書く直前なんてお風呂場にスマートフォンを持ち込んで麻雀のゲームをして遊んでいた。

ピンフタンヤオドラドラが決まった瞬間が最高にハイってやつだった。

なんてことは置いておいて。

 

そんなウサギの自主性に任せた結果、大人にこっぴどく怒られた私も今や猫と同居中。

猫と同居なんて言うと気持ち的な部分で猫と対等な気がするので猫を飼育している、飼育してやっていると言っても過言ではない。

もちろん餌やりしか世話ができないダメ飼い主なのですが。

トイレの世話などは全て嫁ちゃんに任せています。

申し訳ないと思いつつ私は楽な餌やりをたまにするだけ。

それでいいのだ。

 

そんな猫にゃんが私の言う事も嫁の言う事も全く聞かなくて困っている。

我が家ではスチールラックに食器やお菓子、箸などを陳列している。

陳列といっても商品ではないので生活感溢れる配置が特徴的な使いやすさ重視の置き方。

その洗練された食器棚もといスチールラック棚に猫にゃんが勝手に登って遊んでいるのだ。

 

高いところから「ドヤッ!」と言わんばかりににゃーにゃー鳴いていた猫にゃんを見て私は小学生時代の出来事、ウサギ事件を思い出した。

当時はウサギ側の気持ちたってウサギたちの行動を尊重した思考の基、結果的にウサギを校庭にリリースしてしまった。

それは今でも後悔していないし、悪いとも思っていない。

 

しかし、時が経ち20数年。猫にゃんが好き勝手に遊んでいる姿を見て当時の大人のような振る舞いをしてしまいそうな私がいることに気が付いた。

私の作業用デスクの後ろ側には猫にゃん用のケージが置いてある。

餌で誘導してケージの扉と鍵を閉めてしまえばスチールラック棚は守られる。

それでいいのか。

小学生の頃に感じた理不尽な大人と同じ振る舞いを私も繰り返すことになるのだろうか。

 

その答えは猫にゃんが可愛いからNoだった。

閉じ込めてしまえば簡単だと思う。

ただ夜泣きがうるさいので適当に遊ばせていたほうがトータルでいいと判断。

食器棚に登られても食器を使う前に軽く拭いておけばいいかなんて楽観的な思考。

それでいいのだ。

 

20数年。

哺乳類の動物を自宅で飼育したことが無い私は毎日が刺激的。

猫にゃんは人間の想像のはるか上をいくスピードで私に攻撃をしてくる。

今日は猫にゃんの近くを歩いただけで猫パンチをくらってしまった。

それでも微笑ましいのは時折見せるだらけきった表情。

その一瞬があるからこそ猫を好きでいられるのかもしれない。

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怒られているのに目の前でだらけるあんず氏(猫の名前)。 

今日は全然かまってあげられなかったから明日は遊ぼうかな。

なんて言っているそばから夜泣きが凄い。

どうしたあんず氏。と、思ったら外で猫が鳴いていた。

その声に反応してあんず氏もよたよたと窓辺に歩いていった。

 

今夜、寝れるかな……

きっとうるさくなるだろうな。